インターネット付き賃貸の罠

早いものでもう10月、最近はコロナ渦で家で過ごす時間が多くなり、時間感覚が早い、、、。そして、この10月は、密かに合格前予約という大学の新住居探しが行われ始めている月でもある。今回は、最近の情勢だからこそ重要になってくるインターネット付きの学生用賃貸住宅(アパート・マンション)の落とし穴について書いていきたいと思う。

 

最近になって、ようやく対面授業や対面のサークルなどもぼちぼち始まって来たが、オンライン授業のものも多く残っている。おそらく、コロナが収束した後も、経費削減などのためにオンラインに以降したまま継続するといったものが出てくるだろう(企業のインターンや面接)。そんな中、重要になってくるのが、インターネット速度。

 

今私は、大学生であり、ネット付き学生用アパートに住んでいるのだが、まずこれを見てほしい。

1:平日午後

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あるネット付き学生用賃貸の平日午後
2:平日の朝7時(朝の遅いほとんどの大学生が寝ている時間)

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あるネット付き学生用賃貸の朝7時

インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN GATE 02 

 

一番目の平日の午後を見てみると、平日の朝に比べ、ダウンロードの速度が約320分の1になっている。この平日の午後は、まだいい方でひどい時は、全くネットが繋がらない。

 

なぜこのようなことが起きるのだろうか。その原因は、安いネット付き賃貸では、一つの回線を複数の住人で共有する形になっているためである。私の知り合いが、私の上の階に住んでおり、グローバルIPアドレス(一つの回線に一個ずつ与えられる)が一緒であることを確認できているので、私のアパートでは少なくとも20人(最悪50人、、、)で一つの回線を共有していることとなる。どうりで特にダウンロード速度だけが遅くなるはずだ。

 

しかも、学生用賃貸なので、生活サイクルがほぼ同じなために、インターネットを使いたい時(特に時間が決まっているオンライン授業)に特にインターネット速度が低下する、、、。

 

このようにコロナ渦で、インターネットが重要になってくる今、学生用のネット付き賃貸には大きな問題を持っている。

対策

では、この問題に対して個人はどう対処すべきか。以下に対策を考えた。

1:ネット回線をどのくらいの人数で共有しているのかを賃貸探しの際に不動産屋で聞く。

何人までの共有が安定するかという基準ははっきり言うことはできないが、少なくとも1つの回線をアパート全体で共有しているような賃貸はおすすめできない。逆に10人以下の人数できちんと細分化されているような賃貸はインターネット速度をきちんと考慮できている可能性が高い(もちろん回線1つの速度もあるので注意が必要だが)。

 

2:ネット回線の有無を気にせず安い賃貸を借り、その分で、モバイルルーターを借りる。

おそらく学生用賃貸は、安さが重要になってくるので、インターネットの設備などを重用視していないところが多いかもしれない。そこで、備えつけのインターネット環境をあきらめモバイルルーターを借りるというもの一つの手かもしれない。